平成29年3月18日~20日、3日間にわたる「地球の教室2017」を開催しました。

全国から学部生・院生・社会人総勢29人の方に参加していただき、無事終えることができました。参加してくださった皆さま、講師の方々、およびこの学校の開催に携わっていただいたすべての方々に、実行委員一同心より感謝申し上げます。

講義とディスカッション:1日目(3/18)・3日目(3/20)

東北大学・上智大学・海洋研究開発機構より6名の講師の方にお越しいただき、古海洋・古気候・深層循環・地球温暖化など、異なる時間スケールごとに環境変動についての講義が行われました。どの講義でも活発に質疑応答が行われており、各々の専門とは関係なく積極的な様子でした。環境変動への知見を深めるいい時間だったのではないかと感じています。

 

第1講:「過去の気候変動をどのように理解するか」

    西 弘嗣(東北大学大学院理学研究科地学専攻)

第2講:「地質記録の四種硫黄安定同位体『古大気のロゼッタ・ストーン』」

    セバスチアン・ダニエラチェ(上智大学理工学部・物質生命理工学科)

第3講:「氷床コアから探る過去の気候変動と大気組成変化」

    青木 周司(東北大学大学院理学研究科大気海洋変動観測研究センター)

第4講:「現代の観測から探る海洋の変化と変動」

    纐纈 慎也(海洋研究開発機構)

第5講:「地球温暖化と海洋」

    花輪 公雄(東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻)

第6講:「脱原発と脱温暖化と経済成長の鼎立をめざして」

    明日香 壽川(東北大学東北アジア研究センター)

また、第2講の後と第4講の後に、それぞれ以下のテーマでグループディスカッションを行いました。

ディスカッション1:「時間のものさしを作ってみよう!」

ディスカッション2:「社会における地球科学データ」

 

いずれのディスカッションも実行委員がナビゲーターとして進めていきました。分野・学年それぞれの立場から非常に活発な意見交換がなされており、とても生き生きとした議論がなされていたように感じます。特に1つ目のディスカッションでは、電車が来る時間間隔などを用いて諸現象の時間スケールを表すなど、ユニークなアイデアも出ていました。

地質巡検 in 仙台 ~地層は語る~:2日目(3/19)

案内者:高嶋 礼詩(東北大学大学院理学研究科地学専攻)

 

仙台市内を1日かけて巡り、1500万年前~500万年前の地層の観察を通して諸堆積現象の時間スケールを体感しました。巡検地では、案内者の高嶋先生が各地層についてとても丁寧に解説してくださいました。参加者の皆さんは忙しくメモを取っていたり、実際に石に触れてたたいてみたりなどとても楽しそうな様子でした。中には初めて巡検をしたという方もおり、大変充実した巡検となったように思います。

たった3日間の開催でしたが、多くの学びを得られた濃厚な3日間だったのではないかと思います。当日は参加していただいた方にご迷惑をかけてしまうこともありましたが、29名の参加者、7名の先生方、延いては企画に携わっていただいた数多くの方のおかげで、この勉強会を作り上げることができました。本当にありがとうございました。

参加してくださった皆さんは、どうかこの3日間で得たものを研究や日々の生活に生かしていただければ幸いです。3日間、お疲れさまでした。


News & Topics

4/14     地球の教室2017開催報告を掲載しました.

3/20   地球の教室2017無事終了しました.近日中に開催報告を掲載いたします.

2/20   参加申し込みを締め切りました.

2/7   参加申し込み締切を延長しました.

1/20     東北大学理学研究科・理学部広報室のHPに地球の教室2017について掲載していただきました。

1/17     参加者の募集を開始しました。

11/28 巡検地(仙台市内)の下見を行いました。